結婚式
数年前、学校の研修で初めて和装の花嫁さんを担当しました。
結婚式はドレス、また和装だと白無垢というイメージが先行していたのですが、
その時の花嫁さんの衣装は、黒引き振袖に赤や金の婚礼小物。
初めて見た黒引きの花嫁さんに、何て素敵なんだろうと、うっとり。
また、神社に守られた家族だけのしっとりした厳かな式に感銘を受け、
自分の式もこんな式にしたい!とその日からずっと思い描いていました。
そして先日、都内の神社で結婚式を挙げました。
よく散歩していた場所にある、素朴で落ち着いた佇まいの神社、
着物は黒引き、髪は日本髪で真珠の飾りをつけてもらい、
お天気にも恵まれ、いろいろな念願がかなった式になりました。
撮影は学校の仲間にお願いし、たくさんの写真を撮ってもらいました。
いつも学校で言われている内容や場面だ~と思いながら
その日は撮影する側・撮影される側の両方の気持ちが分かって
自分自身もとても勉強になりました。
時間にしてみればほんの数時間の出来事でしたが、
ひとつひとつ一生の思い出として残せる、
写真て本当にすごい!と改めて感じたのとともに、
いろいろな技で綺麗な形として残してもらえたことも
本当に嬉しかったです。
写真の魅力を改めて感じた一日になりました。
私自身もこれから、
誰かに幸せや驚きやいろいろなことを感じてもらえる
写真を撮れたら、と思っています。
藤井