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2010年12月17日

--更新報告

今年のカレンダーもあと1枚。
このブログも今年最後の更新になります。
東京校、福岡校の在校生、そしてOGの日常や想いを
お伝えしてきましたが、来年もさらに頑張って皆様に
お届けしたいと思います。

今年1年本当にありがとうございました。
そして来年もよろしくお願いいたします!

●本日の更新(blog)
大岩さんの記事をアップしました。

『幻想郷景』

186.jpg

先日、J-POWER 電源開発さん にて開催された写真展『幻想郷景』へ、
先生や学校の生徒と一緒に行ってきました。

この写真展は、
全国各地のその土地ならではの美しい風景を、
その土地出身、もしくは活動拠点としているカメラマンの撮った写真で
紹介をする、という企画で催されたそうです。

またJ-POWERさんの来年のカレンダーは、
この写真展に参加しているカメラマンの写真で
構成されていて、全国各地の方々の手に渡っていくのだそうです。

今回、先生が撮影した九州の写真も展示され、
カレンダーの中の9月のページに、掲載もされました。

会場に着いてまず驚いたのは、
展示されていた先生の写真(カレンダーにも掲載された写真)が、
以前私が先生の九州の撮影に同行した時のものだった、という事です。

台風一過の熊本で、一瞬だけ出会えた、空いっぱいに大きく架かった虹。
今まで見たことのないその幻想的な風景を見て、
これは絶対にみんなに見せたい、残さなければ!と、先生の横で
夢中になってシャッターを切っていた事を思い出しました。

会場では、この写真展を企画・制作された方と
直接お話しさせて頂く事ができ、その方の写真への思いや、
全国各地の素敵な風景を、各地域のさまざまな方へ紹介していく
という、この企画の趣旨なども聞かせていただきました。

日頃から聞いている先生の撮影スタイルというのも、
まだ知られていない九州の魅力を、写真で掘り起こして紹介していきたい、
というものでしたが、
今回この企画を立案された方も同じ思いでいらっしゃったのです。

自分の信念や想いは、持ち続けていたら
どこかで同じ想いを持った人と出会えるものなのかもしれない、
写真以外でも、どんな事でもそれは当てはまるのかもしれないなぁ・・と、
ふと感じてしまいました。

また今回は、撮影に同行していた時、自分の見た風景が
この様な形で公開され、さまざまな方達の目に留まっていく光景を
目の当たりにすることができました。

今までは先生の話を聞きながら、漠然と感じていた写真の力・・
<写真を通して色々な地域の方々と交流したり、
自分の知らなかった世界の方々とも繋がることができる>
ということを、身にしみて感じさせられた気がしています。

2010年12月03日

--更新報告

12月になって街ではクリスマスソングが流れ、花屋さんには
ポインセチアが並び早くもクリスマスムードが高まっています。
夜景撮影授業の復習も兼ねて、厚着をしてイルミネーションの
撮影に出かけるのがこの時期のお約束になっているのですが
クリスマスが近づいてきたことを実感します。

●本日の更新(blog)
DIXさんの記事をアップしました。

きっかけ

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初めて自分のデジタル一眼レフカメラを購入し、やっと少し写真の
面白さが少し分かり始めた頃、妊娠していることが判明しました。
いろいろな理由から、出産まではできるだけ安静に過ごすように
言われていたこともあり、仕事も辞めてしまったので、妊娠中は
写真を撮りに出かけることはほとんどなくなってしまいました。

「子供が生まれたら、可愛い赤ちゃんの写真をたくさん撮ろう」

ところが、いったん赤ん坊がお腹の中から出てしまったら、自分自身の
時間なんて全くありません。
私の両親は名古屋、アメリカ人の主人の家族はもちろんアメリカ、
おまけに主人は日本語がほとんどしゃべれないし、日中は不在なため、
頼りにできる人は周りに誰もいません。

休日に公園で見かけるほかの親子連れは、パパが一眼レフカメラで
子供とママの写真を撮っていますが、うちの主人はカメラ音痴。
赤ん坊と一緒で、ただでさえ荷物の多い母親には、一眼レフカメラを
持ち歩いて写真を撮るなんて絶対無理です。
結局、カメラに触るのは年数回になってしまいました。

ただ、遠くに住む両親や主人の家族のために、携帯電話のカメラを中心に
日常的な写真はできるだけ撮って残すようにしていました。
やっと子供が2歳になり、インターナショナルプリスクールに通うように
なったので、それまで撮りためた写真を1冊のPhotobackにまとめ、
感謝の気持ちと子供の成長の報告を兼ねて家族に送ることができました。

携帯のカメラの写真を中心にした写真集ですから、写真のクウォリティーは
正直非常に低いものでしたが、私の両親や主人の家族はとても喜んで
くれました。父は散歩の時には常に持ち歩き「うちの孫、可愛いでしょ!」
と誰彼かまわず見せて歩いているそうです。
コンパクトで持ち運べる写真集は、パソコンが苦手なアメリカに住む
主人の家族にも好評でした。

それまでの「自分の楽しみで撮る写真」から、「誰かに喜んでもらうために
撮る写真」へと目的が変わってきたのはこの頃です。
赤ん坊だった息子は、今では日本語と英語を器用に使い分ける、
わんぱくな2歳児に成長しました。

「ママ!見て見て!」「Daddy! Look!」

忙しく走り回る息子の笑顔や、日常のかけがえのない瞬間をカメラを使って
残すために、そして将来的にはプロのフォトグラファーとして自分の写真で
誰かを幸せにすることができれば、と思い、Quality Photo School で
写真の勉強を再開することにしました。