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2009年07月15日

--更新報告

先週は浅草のほおずき市に行ってきました。
色鮮やかなほおずきに、元気な浴衣の子供たち。
露店の風鈴やかき氷と夏気分を満喫してきました。
梅雨も明けて、いよいよ暑くなりそうですね。

●本日の更新(blog)
美和さんの記事をアップしました。

これからの生き方

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「いかに生きるか」
短大のときに生活という授業で何度も先生が言っていた言葉。
そのときは、生きていくということが大きすぎてわからなかった。
幸せに生きていければと思ったが、それがどんな形なのかわからなかった。

九州で生まれ、ずっと同じ場所で育って就職した。
九州が大好きで、ずっとここで生きていくと思っていた。

その生き方が変わったのは、カメラをはじめようと思ってから。
私が育った場所から通えるようなカメラの学校がなかったからだ。
好きなことはやってみないとダメなタイプだったから、東京へ出てきた。

東京は学ぶべきことで溢れていて、いくらやっても足りない感じだった。
ただ、それでも結婚して子育てするのは九州がいいという思いがずっとあった。

カメラを学んで約2年。短大のころからお付き合いしている彼と結婚することになって、
東京を離れることになり、私は福岡校に参加することになった。

九州の近くに住むようになって、望んでいたことに一歩近づいた気がしたが、
やっぱり東京を離れるのは、カメラを学ぶにあたってすごく心細い気もした。

そんな中、はじめて福岡校の授業があった。

東京では味わえない世界があった。
早朝の空。朝日。高い建物がない青空。スカイダイビングをする人たち。
どこへ行っても見えているどこかの山々。港町。
九州にいた頃にはなんともなかった景色がどれほど素敵なものだったのかと感じた。

一番心に響いたのは、港町の子供たちが遊ぶ姿だった。
ハーフパンツと靴をはいたまま、夕日が沈みそうな海に堤防から順番に飛び込む、小学生たち。
その笑い声に引かれて、近くまで見に行った。
親たちも子供を止めたり、叱ることなく、一緒に笑っていた。

子供はこうでなくちゃ、と自分が小さかった頃を思い出した。
自然の中で笑いながら遊べる、こんな場所で子育てをしたい。
どこへ行っても自分らしくできることを身につけたくてカメラを選んだんだったと、改めて思った。

東京を離れてみて不安もあったが、新しい場所で、いかに生きていくか。
福岡校に参加してみて、自分らしい幸せが何なのか、それにすすんでいくための力をもらった気がした。


2009年07月01日

--更新報告

じりじりと朝から日差しが眩しいから、しっかり日焼け止めを塗って
日傘を…おっと、今日はカメラを持って出かけるから帽子にしよう…
夏が来るたびに少しづつ増えていく帽子たち。
今年も活躍してくれそうです!

●本日の更新(blog)
しぶやさんの記事をアップしました。

道程

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自分のためだけに、必死だったスクール時代。

一人で頑張っている気になってたけど、今更ながら、一人じゃないのだと実感した。

うれしいことに、
スクールを卒業し、人生の岐路を2度迎えた。

結婚・妊娠・・・

土日休みの旦那さんとはまったくお休みが合わず、衝突することもチラホラ、、、
けど、「ずっとがんばってたの知ってるから・・・」と理解してもらえ仕事を
続けることができた。
ただ、さすがに妊娠となると休まざるを得ない。
長時間の立ち仕事。重い機材をぶら下げて、走り回らなければならない。
・・・うれしい反面、焦りを感じた。


やっとたどり着いたこの仕事。
少しづつではあるけれど、自分の写真が人の目にとまるようになり、
喜んでもらえるようになってきた。
ここで休んでは、せっかく掴んだこの感覚がゼロになってしまう、、、

妊娠中は、自分との戦いだった。

撮影がしたい、けどできない。
時間はある、けど動けない。

最初はどれくらい空くかわからないブランクがただ怖かった。

とにかく時間がある。

撮影はできないけど、私に何ができる??
・・・視点を変えてみれば、それは意外といい気分転換だったのかもしれない。

今までなかなか時間がなくできなかったHP作成にとりかかり、
これからどんなスタンスで仕事をしたいのか、
どんな写真を撮っていきたいのか、自分とゆっくり向き合えた。
そして、やっぱり私は写真が好きなんだ、、、と、気づくことができた。


仕事に慣れてしまっていた私に、小さな命が、「ホントに大切なこと」を
いっぱい教えてくれた。
そして何より、スクールの先生が、「産前と変わらないレベルで復帰させてあげる」
と言われたその一言がとてつもなく心強かった。

現在、我が子はスクスクと、日々いろんな顔を見せてくれる。
そして、以前のように気楽に外出ができなくなっていた私に、
「お子さんも連れておいで」と出かけたOG会の授業。

変わらない顔があることの安心感。
けど、確実に1年の差がそこにはあった。
懐かしい緊張感。
けど、焦ることはない。

また、ここから始めればいいんだから。。。

私には戻れる場所がある。
私には守るべき人がいる。
それが、それだけが、いまの私を支えてる。

だから「今」をがんばれる。

いや、もっともっとがんばらなければいけないんだと思う。

支えてくれている人たちに、
待ってくれている人たちに、
心をこめて、、、


しぶや のりこ 

   『こころのシャッター』   http://www.cloveres.com/