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2009年06月15日

--更新報告

授業で他のOGや在校生の写真を見るたびに焦りを
感じたり感心したり。時には癒されてしまうことも。
同じ被写体を見つめる視線は人それぞれ。
出来上がる写真も十人十色。
当たり前といえば当たり前ですが、それが写真の
面白いところなのかもしれません。

●本日の更新(blog)
Chikaさんの記事をアップしました。

グループ展のお知らせ

145.jpg

皆さんは撮った写真をどのようにしていますか?


私は思い入れのある自分の写真を自分の手作りアルバムやフレームに
飾りたいとずっと思っていました。

この念願はカルトナージュという厚紙と布を使うフランスの伝統工芸と
出会ったことで叶いました。

型紙の採寸、切りとりから始まって お気に入りの布を裁断して貼り付けと
作業を進めていきます。

オリジナルまでにはまだ至りませんが 同じものはない作品の出来上がりを
想像しながらの創作はとても楽しく、撮る写真の種類にも少しずつ幅が
でてきた気がします。

このたび このカルトナージュを使った写真のグループ展に出展することに
なりました。 

撮った写真を手作りで活かしたいと思っている方にはヒントがあるかも? 

他の方々の作品も多数ありますので、ご興味のある方は是非足を
運んでみてください。

Chika

「Living Room Cafe 写真のグループ展 with カルトナージュ vol.5」
日時 :2009年6月17日(水)~21日(日)
    10:00 – 18:00
    ※入館は閉館30分前まで、21日は16:30終了

会場 :世田谷美術館内 区民ギャラリーB

住所 :〒157-0075 東京都世田谷区砧公園1-2

電話 :03-3415-6011

2009年06月01日

--更新報告

しばらく天気の悪い日が続いたので、おとなしく家で
パン生地をこねたり大好きな写真集を眺めたりしていました。
普段出来ないことをできる雨の日もいいものです。。。
と、書き始めたのですが、今日は久しぶりにお天気がよさそう!
カメラを持って遠くの公園まで犬と散歩に行ってきます♪

●本日の更新(blog)
池田さんの記事をアップしました。

人に返すということ

144.jpg

私は3才か4才の頃、この世で最大限の無邪気を発揮した。
いつも好きなようにしていた。
思いつくことは何でもした。
それは祖父母が私のことを見ていたからだ。
私は祖父母の前でいろんなことをしてみた。
ハゲの上で車を走らせたり、お風呂の洗い場でうんちをしてそれを呼んで見せたり、
和机の下にヤモリのように棲みついたりした。
祖父母は私がどんなことをしても喜んでいるように見えた。
どんな私でも「それでいいよ。」と言ってくれているようだった。
そのときのことを思い出すと気分がいい。

「人はしてもらったことしか返せない。」
これは藤原新也さんの本に書いてあった。
(どの本に書いてあったかは調べればわかるはず。今ぱっとは思い出せません。)
数年前、この考えにピンと来た。
「これなら私にもできるかも。」と思った。
私はこの考えをたまに思い出して意識している。
私が意識しているからということもあるが、
してもらったことはその人の姿と一緒ににずっと記憶に残る。
今思いつくそのいくつかを挙げてみます。
私はそれらを必要としている人がいたら返してみたい。

常連になってきたので「おまかせします。」と言ってみたら、
「いろいろあるよ。」と返してくれた美容師さん。
その真剣な目と思いがけない答えに、私は一気にわくわくした。
「見たことのない新しいところに連れていってあげるよ。」と言われたかのようだった。

撮影で次の場所に移動しようとしたとき、
私の肘を軽くたたいて「ありがとう。」と言ってくれたご新郎さん。
彼はお客様であると同時に優秀なプロデューサーだった。
そのひとことで私はそのあと俄然やる気になった。

あと、この学校のある先輩にしてもらったことも忘れない。
彼女は撮影現場で何度か私に間違っていると注意をしてくれた。
彼女はものごとをよくわかっていた。
だから彼女と一緒だというだけでいつも心強かった。
彼女だから困ったときは、たすけてと頼むことができた。
(覚えているでしょうか?路上でブラのホックをはめてくれましたね。
「外れないのしてきなよ。」というアドバイス付きで。)

あと、先に書いた祖父母にしてもらったこと。そのまなざし。
私はどんなあなたもよく見てみたい。あなたの何かを発見し認めたい。

ところで、私の祖父母は写真屋をやっていた。
写真は最近出てきた祖父が使っていたカメラ。