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SEKONICの露出計

フィルムカメラで撮影をする際の欠かせないアイテム、単体露出計についてのお話です。
多くのカメラには元々露出計が内蔵されていますが、私が日頃使用してるローライやハッセルなどの古いカメラには露出計が内蔵されていない為、単体露出計を持ち歩く必要があります。

15年愛用のSEKONICのL398は、黒い革のケースに包まれた卵型の可愛らしいボディに、光を取り込む白い球、数字の書かれたダイヤルと銀色のボタン…と、とてもシンプルな作りです。ボタンを押すと赤い針が振れ、針に合わせてダイヤルを回すと、絞りとシャッタースピードの組み合わせが一目で分かるという優れもの。

この、一目で分かるというのがとても重要で、写真の勉強を始めたばかりの頃は、露出を理解するのに苦労したのですが、単体露出計で計測すれば、あらゆる絞りとシャッタースピードの組み合わせを一度で読み取れるので、理解を深めるのにとても助けられました。

今では、ある程度経験則から露出を割り出すこともありますが、カチッとボタンを押しダイヤルを回して、答え合わせをする様な感覚で使用しています。
カメラと同じくらい大事なアイテムの露出計。これからも永く大切に使っていきたいと思います。

フィルムカメラ女子の動画でも、チラッと露出計が登場します。ぜひ、注目していただけたら嬉しいです。


岩﨑 智奈津