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2018年12月15日

職人魂

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オリンパス・ペンFを持ち歩くようになって早一年。
フィルムカメラを触ることで「写真を撮る」という行為を改めて体感したとともに、「職人魂」を感じた一年でもありました。


まず一つ目に、カメラそのものについて。
このカメラを触って思うのは、武骨な形と金属の重さ、"メカ"を触っているという感覚。
それでいて現代にも通じるデザインと、50年経った今でも壊れずに使える頑丈さ。
"カメラは一家に一台、一生もの"だった時代の産物だからこそ、製作者の「職人魂」がひしひしと伝わってくる気がします。


二つ目に作品を作るということについて。
構図や露出の設定など自分でカメラを操作するほかに、焼いてもらう印刷店の味によっても作品が変わってきます。
デジタルでは後からレタッチすることで、ある程度自分の思い通りに表現ができますが、フィルムでは撮った時点での完成度を高めておくのとともに、最後は自分で処理をしない限り、お店の"職人"さんにお任せになります。
お任せすることで自分の想像以上の作品に仕上がる可能性もあると思うと、作品を一緒に作ってくれた感謝・感激も合わさり、ここにも「職人魂」を感じたのでした。


これまでデジタルの精密さや便利さも十分に恩恵を受けてきましたが、原点であるフィルムカメラのいろいろな「魂」を感じることでより写真に深みを持って取り組める気がしています。
作品はフィルム女子のブログにも時々UPしていますのでよろしければご覧ください!

藤井 藍

2018年12月01日

SWEDEN TRIP

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2013年に初めて訪れたスウェーデン。すっかりこの国に魅せられてしまい、年に1度は「ただいまー!」とまるで自分の家に帰るように足を運ぶようになっていました。

北欧らしい街も魅力的なのですが惚れてしまったのは、どちらかというとこの国の自然の豊かさ。身近にある自然だけでなく、遠出して大自然の中で過ごす日々はエネルギーが満ち溢れていてとても心地良いのです。

バルト海に浮かぶ群島(アーキペラゴ)をヨットで巡った日々は、自然の怖さや素晴らしさを五感で感じることができ、大げさな表現になってしまうけれど自分が地球上で生きる楽しみや喜びを知ることができた貴重な体験。天候が悪くなり、グレーの空の下で大海原の波揺れながら自分達のヨットしかないと感じた時の恐怖感。逆に晴天の時はデッキから海へ飛び込んで子供のように大はしゃぎ。水平線に沈む太陽を岩の上からただボーっと眺め、今ここに存在している自分と、そこにある生命を同時に感じることができた心の安らぐ時間。

「・・・ね、いいでしょ~!スウェーデンって!」
いつもニコニコしながらスウェーデンの良さをたくさん教えてくれた従姉の旦那様。
今はこの大自然に帰ってしまい会うことができなくなってしまいました。私が彼から学んだ人生の楽しみ方はこれからも間違いなく私の人生に影響していくでしょう。
来年の夏はスウェーデンでどんな自然を体験できるのか・・・楽しみです!

Chika